赤坂大歌舞伎『夢幻恋双紙〜赤目の転生〜』

チケットを取ろうか迷っていたら

BSで、この作品に密着した番組(番宣)を放送していて

それを見た後すぐに、チケットを取りました。

ちなみに、座席選択は出来ませんでしたが

とても良い席で。。。

 

 

 

【出演者】

太 郎・・・中村 勘九郎

歌  ・・・中村 七之助

剛 太・・・市川 猿弥

静  ・・・中村 鶴松

末 吉・・・中村 いてう

源乃助・・・中村 亀鶴

善次郎・・・片岡 亀蔵

 

 

 

【あらすじ】

 

とある原っぱ。

舞台の真ん中には一本の大きな木が立っていて、周りには長屋が立ち並ぶ。

すべてが切り絵のように見える世界で、子供たちの遊ぶ声が聞こえてくる。

 

 

 

最近この長屋に越してきた、歌。

美しく優しい歌に、近所の子供たちは憧れるが

歌に人気の座を奪われ、面白くない気がしている静(しず)。

静以外の男の子たちが歌の似顔絵を描いてきて

その優劣を争っているところから始まる。

 

 

 

剛太と末吉が、太郎が描いた似顔絵を馬鹿にしていると

右目に眼帯をかけた、歌の兄・源乃助が現れて

絵を見せろと言う。

源乃助に抗えず、太郎が描いた似顔絵を見せる歌。

と、源乃助はこれを捨て、太郎を蹴り上げる。

太郎を助け起こした歌は、兄の無法を詫びて

兄と共にその場を去るのであった。

 

 

 

家で歌を待っていたのは

床に伏せている父・善次郎。

酒を呑んでばかりで働かない兄に代わり、

歌が父の面倒を見ているが、貧しい暮らしで薬も満足に買えず

月日の経つにつれて、善次郎は昼夜の別なく大声をあげるようになり

迷惑に思う隣近所。

だが太郎だけは、成長しても変わることなく歌に接し

自分で用意した食料を歌の家へ届けていた。

 

 

そんな太郎に、次第に心を動かされていった歌は

ある日、太郎を家の中へと招き入れる。

だが、初めて歌の家に入った太郎が目にしたのは

酒をあおる歌の姿であった。

 

 

 

こうした日々を重ねたある日、

数多くの借金を残し、善次郎がこの世を去る。

そこへ現れた源乃助は

歌を気遣う太郎を散々に打ちのめすと、どこかへ去っていく。

乱暴を働く源乃助を止めた歌は、太郎に詫びるのだが

そんな歌に、太郎は「歌ちゃんをひとりにしない」と告げる。

 

 

 

こうして夫婦となった二人だが、

二年経っても、太郎は一向に働こうとせず

歌は女郎屋で雑用をして一家を支える日々。

そして、太郎が、源乃助の後ろ暗い仕事に手を貸していることを知り

絶望する歌。

歌は、太郎の子を妊娠しており

太郎にまっとうになって働いて欲しいと切に願っていたのだが

「あなたとは、この先うまくやっていける気がしない」

と言い残し、雨の中、家を出て行ってしまう。

 

 

 

源乃助の手伝いをしていた太郎は

ある日、死体を埋めるという仕事に怖気づき

この仕事をやめたいと直訴するが

「歌を幸せにできるのか、そのためには金が必要だろう

だったらこの仕事を手伝え」と言う源乃助に

太郎は包丁を持ち出して要求を拒もうとする。

しかし源乃助はそれに構わず

「お前は何をやっても…駄目だ」と言い

刀を抜いて、太郎を手にかけてしまう。

 

 

 

場面は変わり、子供たちが遊ぶ原っぱ。

最近ここへ越してきた歌は、美しく優しくて

子供たちの憧れの存在。

歌に人気の座を奪われ、面白くない気がしている静(しず)。

静以外の男の子たちが歌の似顔絵を描いてきて

その優劣を争っているところから始まる。

静に「太郎ちゃんの絵も見せてよ」と言われた太郎は我に返り

源乃助に殺された後、

子供の頃に戻って生き直していることを悟る。

 

 

 

太郎が描いた似顔絵を見た剛太と末吉は

「太郎ちゃんの絵は上手だ」と褒める。

前回の太郎とは違い、

今回、子供たちは太郎を兄貴分として一目置いている様子。

そこへ右目に眼帯をかけた、歌の兄・源乃助が現れて

皆の絵を見ては馬鹿にする。

太郎は、源乃助に立ち向かって殴りかかり、

源乃助は、立ち去る。

 

 

 

月日は流れ、太郎と歌は夫婦になる。

太郎は手広く商いをして、金持ちになっていたが

亭主関白で、歌が外に出ることをあまり快く思わず

家の中でおとなしくしていることを強要していた。

また、太郎は静と関係をもち、外で逢瀬を重ねていた。

 

 

 

源乃助は、前回とは変わって太郎の小間使いとなり、

善次郎は薬を与えてもらい、元気一杯(笑)

お金はあるが今の生活に窮屈さを覚えている歌に

太郎は「不自由はさせてないだろう」と傲慢な態度をあらためない。

 

 

 

太郎は、私腹を肥やすことに夢中で

幼馴染で、大工になった剛太に安い金額で工事を大量発注する。

我慢の限界を迎えた剛太が発注を断ると

圧力をかけて、剛太のところへ仕事を回さないようにしてしまう。

そのことに腹を立てた剛太は、太郎の屋敷に火を放ち

太郎は、燃え盛る屋敷の中で命を落とすのであった。

 

 

 

場面は変わり、子供たちが遊ぶ原っぱ。

最近ここへ越してきた歌は、美しく優しくて

子供たちの憧れの存在。

歌に人気の座を奪われ、面白くない気がしている静(しず)。

静以外の男の子たちが歌の似顔絵を描いてきて

その優劣を争っているところから始まる。

静に「太郎ちゃんの絵も見せてよ」と言われた太郎は我に返り

剛太による放火で命を落とした後、

再び子供の頃に戻って生き直していることを悟る。

 

 

 

今度の太郎は、明るくて皆の人気者。

歌に想いを寄せてはいるが、

なかなか打ち明けられないでいたところ

剛太も歌のことが好きだと知り、

「協力してやる」と言ってしまう。

太郎の協力もあって、剛太と歌は夫婦となるが

太郎は打ちひしがれて、皆とは会わなくなり

家にとじこもって飲んだくれる日々。

そんな太郎に会いに来た末吉の優しさに感動したが

末吉は自らの博打で借金を抱え、その事を隠して

太郎に金の無心に来たのであった。

そうとわかっていながら、末吉に全財産を渡す太郎。

(確かここで、右目を押さえ、痛がりながら場面転換だった気がします)

 

 

 

ここは歌の家。

床に伏せている善次郎。

そこへ帰ってきた源乃助は、眼帯をしておらず

酒にも手を出さない真面目な人物の様子。

「自分が伏せているせいで、二人に迷惑を掛けて申し訳ない…

自分がこんなだから、お前たちは…」

と謝る善次郎。

源乃助と歌は、この状況をなんとかしたいとお互いを支え合ううちに

兄妹でありながら、恋愛感情をもってしまう。

禁を犯すことはしないと自分を律する源乃助に

想いを抑えられない歌は包丁を持ち出して

源乃助を斬りつけ、右目を怪我させてしまう。

 

 

 

源乃助は(ちょっと、どんな台詞だったのか忘れてしまったのですが…)

「俺のような男ではなく、優しい男に幸せにしてもらえ」

というような台詞を残して、家を出てしまいます。

そして、源乃助がふと我に返ると、着物は同じままで

演者が中村亀鶴さんから、中村勘九郎さんに変わっているのです。

 

 

 

太郎が何度も転生を繰り返したのは

歌を幸せにしたかった源乃助の想いがそうさせたのであり

太郎=源乃助だったのだと

ここで明らかになります。

前世とは異なり、兄妹ではなく出逢ったこの世で

歌を幸せにするために、太郎として。

優しそうに見えて甲斐性の無い太郎は

次に生き直した時は金持ちになりますが、

強欲で人の気持ちを考えられない男。

次に生き直した時は、明るくて皆に好かれ、

周りの人の気持ちを考えて行動できて

そのために、自分の幸せを犠牲にする男。

しかし、どの人生においても

歌を幸せにしたいという想いは共通して存在しています。

それなのに、報われないところが切ない。

 

 

 

ラストシーン、原っぱで子供たちが

歌の似顔絵を見せ合っているところへ現れた源乃助(中村勘九郎)。

舞台は赤く染められていき

原っぱの木と周りの長屋は、影絵のように黒く浮かび上がり

何度瞬きをしても、赤と黒しか無い世界。

太郎の、いや源乃助の右目が見ていた世界はこれだったのかと

観客がわかり始めたところで、終幕。

 

 

 

 

 

密着番組では、太郎の着物について

子供時代と大人時代では、同じ着物を

糸で留めて長さを変えることによって表現していること、

「太郎」という、どこにでも居そうな人間を表現するために

柄も色も奇抜ではないものを選んだこと、

(剛太は黄色、末吉は黄緑をベースにした着物だったと思います)

「赤坂大歌舞伎」とは言うものの

台詞はすべて現代の言葉なので、稽古を始めた頃は

役者さんが戸惑っている様子などが放送されていました。

また、舞台の真ん中にある “木” ですが

紙を二つ折りにしてハサミで切込みを入れてから開くと

左右対称のものが出来上がりますよね。

あれを二つ、90度に組み合わせたような造りだったり

長屋も、実際に組んであるのではなく、

小屋の前面に切り絵を貼ったようにしてあったり

音楽にピアノが使われていたり

(もちろん、立ち回りのシーンでは拍子木も使われています)

一般的な歌舞伎とは全く異なるものとして、存在していました。

 

 

 

一番最初の場面に出てくる子供たち(演じているのは勿論大人ですが)

は、太郎のことを「のび郎(=のび太)」と揶揄していたり

剛太=ジャイアン、末吉=スネオ、静=しずか

と完全に「ドラえもん」のパロディになっていたり

台詞に「やっちまったな〜!!」と、クールポコのギャグが出てきたり

歌に人気の座を奪われて落ち込む静に、末吉が

「だって歌ちゃん、時代は変わるんだよ」と言ったり。

これが転生の度に繰り返されるので、毎回笑いが起こっていました。

 

 

 

作・演出の蓬莱竜太さん、

この方の作品を観たことあったかしら?とググったところ

昨年、パルコ劇場で

「母と惑星について、および自転する女たちの記録」を観ていました。

これ、ブログに感想は書いていませんが、とてもいい作品でした。

 

 

 

決して軽いとは言えないテーマでありながら

随所に笑いどころがあり、

でも観終わった後に、心の中に何かがずっしりと腰を下ろす。

それは、二作品に共通するものだったと感じています。

良席のおかげで、役者さんがすぐ後ろ、横で演じる場面が何度もあり

(すぐ横に立った七之助さんが、美しくて美しくて…)

本当に、行って良かった。

これ、シネマ歌舞伎でやらないかな…

もう一度と言わず、何度も観たい。

瞼を閉じるとあの、深紅と黒の、影絵のようなラストシーンが浮かんできます。

歯をぎりぎりと噛みしめてしまうような、お芝居でした。

 

 

 

 

 

赤坂大歌舞伎_夢幻恋双紙

 

 

赤坂大歌舞伎_夢幻恋双紙

 

 

 

| 観劇・美術・映画 | 21:00 | comments(0) | - | pookmark |
観劇:『不信〜彼女が嘘をつく理由〜』

本日は、東京芸術劇場にて三谷幸喜作・演出の

『不信〜彼女が嘘をつく理由〜』を観劇。

 

 

 

【キャスト】

段田 安則

優香

栗原 英雄

戸田 恵子

 

 

【あらすじ】

段田安則−優香

栗原英雄−戸田恵子

がそれぞれ夫婦役で、この舞台の出演者は4人。

ステージが真ん中にあり、それを挟むように

座席は対面式になっていました。

 

 

<第一幕>

話は、段田夫妻が引っ越してきたところから始まります。

隣に住む栗原夫妻の家に行くと、部屋がものすごく臭い。

(※原因は、25年生きている“オサムシ”という名前のヨークシャテリア)

臭いのを隠し切れず、窓を開けて換気する段田さんに比べ

妻の優香は臭いと感じていないかのような振る舞いをしますが

帰宅したら「あの家臭かったよね?」と夫に話します。

 

 

 

引っ越してきてひと月が経ったころ

優香は、隣家の奥さん(戸田恵子)が

スーパーで万引きしているのを見てしまう。

小麦粉、バター、卵(←この材料で、パサパサのクッキーを作る)

糸こんにゃく、フルーツ、ヨーグルト(←マチェドニアを作る)

を万引きしていたため

優香は夫にこれを話し、隣の旦那さん(栗原)に伝えようと提案します。

段田は「深入りするのはやめよう」と拒否しますが

結局優香に押し切られて、栗原に話すことにします。

段田夫妻から妻の万引きについて聞かされたとき

栗原は「妻がそんな事をするはずがない」と突っぱねますが

後日、段田(※高校教師)の職場に来て

「実は、妻が万引きしていることは知っている。

だが、この事は内緒にしてほしい」

と口止め料として200万円を手渡し、

警察には言わないように頼む。

 

 

 

ある日、栗原夫妻を招いて、段田夫妻宅で食事会をした後

スプーン、スノードーム、イヤリングが盗まれていることに気づいた優香。

栗原が急病になり、妻の戸田も付き添って病院へ行っている隙に

段田と共に栗原夫妻の家へ忍び込み

スノードームを見つけた優香は

我慢の限界を向かえてしまい

段田と共に、警察に話しに行く。

と、そこに現れたのは栗原で、段田夫妻は驚く。

栗原は、警察官だったのだ。

 

 

<第二幕>

栗原は「だから警察には言わないでくれと言ったじゃないか」と言いますが

優香の腹の虫はおさまらない。

何かと理由をつけて栗原夫妻のお宅へ行っては

戸田の盗癖について栗原に進言しますが

栗原は取り合わない。

 

 

 

後日。

戸田から、犬のぬいぐるみをもらった段田夫妻。

だがそれには盗聴器が仕掛けてあり、その事に気づいた二人は

戸田が聞いていることを承知の上で、戸田への文句を言いまくる。

その後、

戸田に呼び出された優香は

自分のことの口止め料として、栗原が段田に200万円渡したこと

段田は、元・教え子の女性と不倫していることなどを暴露します。

 

 

 

盗聴器の一件があり、栗原夫妻とは距離をとるようになった段田夫妻。

だが、ある夜、栗原が庭を掘っているところを見てしまう。

「奥さんを殺して埋めてるんじゃないか?」と優香は疑い

確かめに行こうと、二人で栗原宅へ乗り込む(が、戸田は生きていた)。

 

 

そして、段田夫妻が乗り込んだこの事がきっかけとなり

栗原は自分の中に在る、妻への殺意に気づき

実行してしまう。。。

 

 

 

ラストは、段田と優香が

お互いに隠していることについて相手を問い詰める。

段田は、「きみが隣の奥さんが万引きをするのを見たと言った

あのスーパーは、高級スーパーだと、隣の旦那さんが言っていた。

きみは、なぜあのお店まで行っていたんだい?」と。

優香には不倫相手がおり、その相手の家の近くにあるのが

高級スーパーだったのだ。

だが優香はその質問には答えず

「ねぇ、もらった200万円、何に使ったの?」と。

段田はその質問には答えず

お互いの追求はそこまでで

段田:「おいしいお肉でも食べに行こうか」

優香:「うん!」

という会話で、暗転。

 

 

 

【感想】

まず、席について。

私は、Q列でした。

最初の方で、栗原家へ行った段田夫妻、

段田さんが犬の臭さに息を止めて

窓を開けて空気の入れ替えをしようとするシーンが

何度もありましたが

丁度それを背中側から観るような形になったので

間違いなく面白い顔をしている段田さんが見えなかったのが

とても残念でした。

(段田さんのお顔を確認できる向かい側の席からは

たびたび笑いが起こっていました)

とは言え、さすが段田さん、顔が見えなくても

こちらも思わず笑ってしまうような演技を

背中で見せてくださいました。

 

栗原が急病になり、慌てた戸田が

段田夫妻の家に来たとき、ハーフアップだった

ストレートの髪が少し乱れていた。

その後、心のバランスを崩していくにつれ

少しずつ乱れが大きくなっているように見えて

(あれ?)と思っていたのだけれど

カーテンコールでは綺麗に結い直してあったのを見て

あれは、戸田の心情を表す重要なアイコンだったのかと。

大きな劇場だったら、きっと気付かなかった。

今回のキャパだったから気付けたのは良かったです。

 

サスペンスなのに、笑いどころが沢山あったのは

さすが三谷さん。

優香さんの演技も、とても良かったです。

段田さんと戸田さんは、言わずもがな安定の演技力でした。

 

優香さんの役柄については

目撃したのは自分なのに、それを相手に突きつける時は

夫(段田さん)に前に出てもらい

自分の手は決して汚さない。

自分が悪くならないように、自己防衛をしながら

それでも相手を攻めるその行動は

匿名でコメントをする現代を象徴しているかのようで

SNSみたいな女性だなぁ、と感じました。

 

それと、この作品では

登場人物に名前が無いのです。

夫婦間で「あなた」とか「ねぇ」と呼び

登場人物に、必要以上に感情移入させない

いや、出来ないような意図、というか。

それも、あえてなのかな?と思いました。

加えて、サブタイトルの「彼女」は

一体どちらの女性のことを指していたのかしら。

はたまた…と、

いい意味で、色々後味がわるくて面白かったです。

 

 

 

| 観劇・美術・映画 | 22:10 | comments(0) | - | pookmark |
観劇:『陥没』→食事:キュイジーヌ エ ヴァン アルル

本日は、シアターコクーンにて『陥没』を観劇。

 

 

 

東京オリンピックを2年後に控えた昭和37年の新宿のはずれ。

建設はされたが、オープンにこぎつけられそうにない

レクリエーション施設が舞台。

一組の婚約中のカップルと、二人を取り巻く人々の群像劇。

 

 

 

簡潔にまとめるとこんな感じだけれど

休憩15分を含め、3時間半の長丁場。

第一部では脚がムズムズしてしまい

つらかった〜。

でも、いい役者さんばかりが出ていて

面白い作品でした。

 

 

 

やっぱり、小池栄子さんが好き。

おっぱいデカイけど、ウエストがとっても細い〜。

声もよく通るし、本当に大好きな女優さん。

そして、生瀬さんはクズの役が似合います。

(思わず、小声で「クズ…」と言ってしまった)

生瀬さんの「死んじゃうよ〜」という台詞に

「死ねばぁぁぁ?」と目を見開いて言ったあのシーン。

最高でした。

 

 

 

タイトルの『陥没』は

いったい何を意味していたのか。

登場人物の心のことなのか。

考えてもよく分からなかった。

実は、2週間後にもまた観に行くので

しっかり、観てきたいと思います。

 

 

 

食事   食事   食事

 

 

 

18:30に開演し、終演は22時より少し前。

どこかで軽く食事でも、と松涛あたりを歩いて

入ったのは キュイジーヌ エ ヴァン アルル です。

 

 

 

cuisine et vin aruru

間接照明がムーディーな雰囲気をかもし出す素敵な店内

 

 

 

cuisine et vin aruru

(お料理の写真は、許可を頂いて撮っています)

魚介のマリネ、海苔のジュレソース

ホタテ、エビ、なんとかスズキという魚でした(確かヒラスズキ)

海苔のいい香りがして、美味しかった

 

 

 

cuisine et vin aruru

間接照明が素敵だから、夜景モードみたいになってしまいブレブレ

春菊のキッシュ

キッシュというより、スフレのようでしたよ

フワッフワで美味

春菊の香りも美味しく頂きました

 

 

 

cuisine et vin aruru

友人が飲んだ、ベルギービール

一口飲ませてもらったら

フルーティーな味わいの後に、苦味がフワッと感じられる

美味しいビールでした

 

 

 

cuisine et vin aruru

短角牛と、フレンチフライ

お肉の焼き加減が丁度いい!

そして、フランチフライがとても甘くて

お店の人に聞いたら

「メイクイーンを使っています

茹でたものを冷凍して、それを揚げています」

冷凍することで細胞が壊れて、甘みが出るんだとか

 

 

 

店員さん(男性)がとても感じが良くて

美味しく、楽しく食事が出来ました。

最初に、席に通してくれた女性の店員さんは

あれも間違ってはいないけれど

マニュアル通りで融通が利かない感じでした。

でも、この男性のフォローによって

私たちは、心地よく食事を楽しめました。

カウンターから、テーブル席へ移動を促す言葉の選び方。

お料理の説明。

店を出て歩きながら二人で

「言い方って大事だよね〜」と。

色々な意味で、人の気持ちを動かす言葉の使い方について

考える機会が多いこの頃。

 

 

 

今日は時間の関係もあり、三皿のみの注文でしたが

それでも、とてもお腹いっぱいになりました。

3〜4人で来ると、色々食べられて楽しいだろうな。

コクーンにも近いので、今度は

マチネの前に来てランチしてみたい。

 

 

 

帰り道、タクシーに乗ったら

運転手さんもテレ朝の【お天気検定】ファンらしく

クイズを出してきたりして、

楽しくおしゃべりしながら帰路に着きました。

 

 

 

| 観劇・美術・映画 | 23:55 | comments(0) | - | pookmark |
ミュージカル『キャバレー』

長澤まさみの美脚を見たいんだ!

という、いやらしい気持ちでチケットを取りました。

観終わった翌日、これが再演だと知りました。

(というか、ブロードウェイでも上演されている

有名なお芝居だったのね…)

 

 

 

KAAT(神奈川芸術劇場)にて、『キャバレー』を観劇。

一般発売初日に、座席選択で取ったのは

3階席の最前列。

落下防止の柵が邪魔で見づらい。

だけど値段は1万円。。。泣ける。

オペラグラスを持って来て良かった。

 

 

 

 

 

【CAST】

サリー:長澤まさみ

クリフ:小池徹平

M  C:石丸幹二

エルンスト:村杉蝉之介

シュナイダー:秋山菜津子

コスト:平岩紙

 

 

 

 

 

 

 

1929年大晦日の夜。

作家を目指すアメリカ人青年のクリフはベルリンにやってきます。

汽車の中で出会ったドイツ人のエルンストに宿を紹介してもらったクリフは

女主人シュナイダーが営む下宿にやって来ます。

そしてその夜、キャバレー『キット・カット・クラブ』を訪れたクリフは

クラブの歌姫サリー・ボウルズと出会います。

イギリスからやって来ているサリーと

同じ英語圏出身ということで、意気投合するクリフ。

ほどなくして、店をクビになったサリーは

クリフの下宿に転がり込み、二人の同棲生活が始まります。

 

 

 

下宿には、水兵を客として生活費を稼ぐ娼婦のコストが居て

シュナイダーはコストに、

下宿に客を連れ込むのをやめるように言います。

「なら、家賃が払えないからここを出て行くわ」と言い捨てるコストに

店子に出て行かれては困るシュナイダーは

「これからは私が気づかないようにして頂戴」と言い、

客引きを暗に認めます。

 

 

 

その一方で、シュナイダーは下宿人である

果物屋の老人シュルツと穏やかに愛を育んでいました。

長年ひとりで暮らしてきたシュナイダーでしたが

ついにシュルツの求愛を受け入れることにします。

また、サリーは妊娠したことが分かるけれど

複数の男性と関係を持っていたサリーは

「誰の子だか分からないわ」と笑いながらクリフに言いますが

「自分の子かも知れないじゃないか」と、クリフは出産を望みます。

 

 

 

シュルツとシュナイダーの婚約パーティーで

シュルツがユダヤ人であるということが判明します。

さらにエルンストがナチスの人間であることが分かり

彼はシュナイダーに、シュルツと別れるように勧めます。

ナチスに目をつけられては、下宿屋を営むことが出来なくなるかも知れない。

そう考えたシュナイダーは、シュルツと別れることを決めます。

 

 

 

ヒトラー政権の台頭により、ベルリンでの生活に危険を感じたクリフは

サリーに母国アメリカへ一緒に帰って子育てをしようと提案しますが

サリーは「私たちに政治は関係ないじゃない」と

ベルリンで生活し続けることを望みます。

 

 

 

そして数日後。

朝帰りをしたサリーに

「パリ行きの汽車のチケットを取ってきたから、一緒にここを出よう」

というクリフに、サリーは中絶してきたことを告げます。

サリーは「いつもパリが嫌いだった」と言い、

クリフの作家としての成功を祈り、二人は別れます。

 

 

 

キット・カット・クラブに戻ったサリーは

「私は女優」と言い、他の女性たちに嘲笑されますが

そこで唄う『キャバレー』には、

愛する男(クリフ)と、自身の中に芽生えた命を捨ててでも

彼女の生きる場所がここであるということの悲哀と

生きていくことの力強さが詰まっています。

 

 

 

もしかしたらサリーには

キャバレーという場所で歌うことが人生のすべてで

だから子供を産むことを諦めてまで、

またこの場所に戻ってきた。

そういう悲しい決意の表れが、

最後に唄った『キャバレー』に込められていたのかも知れません。

 

 

 

 

 

舞台初出演という長澤まさみさん、

期待してなかったせいか(失礼)、想像以上に良かった。

この『キャバレー』は2007年に上演された作品の再演だそうで

私は2007年のものを観ていないのですが

前回の主演(サリー)が松雪泰子さんと聞いて

なんとなく、今回のキャストの方がいいような気がしました。

(ちなみに、前回出演と異なるのは

サリー、クリフ、MCのみで

それ以外は前回と同じキャストだそう)

 

 

 

歌も上手かった。

ココロに響く歌い方だった。

低い声をうまく使って、悲哀を決意に変えた力強さ、

みたいなものの表現が素晴らしかったと思う。

「人生はキャバレー」と歌う、あの声。

この人、もしかしたらこれから舞台女優としてすごい化けるんじゃないか。

そんな期待も膨らみました。

 

 

 

他のキャストも良かったです。

でも、MC役の石丸幹二さん、

白塗り(これは道化と死神を表しているのでしょうか)は

ゴールデンボンバーの樽美酒にしか見えなかったよ…。

歌はさすがに上手かったのにね…。

 

 

 

カーテンコールでは

キャストが楽器を持って

(小池くんがギター、長澤さんがマラカス、くらいしか記憶にない)

全員で『キャバレー』を唄ってくれました。

 

 

 

悲しい結末なのに、歌を唄うとなぜ悲哀が薄まるのか、不思議。

前を向いて生きて行く事の力強さに転換していく感じは嫌いじゃないですが

ミュージカルじゃなければ、なんとも悲しいお芝居だったと思います。

 

 

 

| 観劇・美術・映画 | 21:40 | comments(0) | - | pookmark |
観劇:『世界』

2017年初の観劇は、シアターコクーンで『世界』でした。

 

【CAST】

足立義男・・・風間杜夫

足立健二・・・大倉孝二

辺見薫 ・・・早乙女太一

あずみ ・・・広瀬アリス

足立美紀・・・青木さやか

諸星順 ・・・和田正人

服部圭介・・・福田転球

坂崎昇 ・・・赤堀雅秋

足立節子・・・梅沢昌代

坂崎宏子・・・鈴木砂羽

 

 

 

舞台は町工場の足立家を中心に始まります。

父・義男(風間杜夫)は、妻・節子(梅沢昌代)から

突然離婚を言い渡されたようで

節子は今住んでいる家の近所にアパートを探しているといった様子。

なぜなら「病院とか、近くの方が便利でしょ」というのが節子の言い分。

 

 

 

節子が急病で倒れているときも、オロオロする美紀(健二の嫁・青木さやか)

をよそに、心配することなく飲みに出かけてしまう義男。

こういう、人の痛みが分からないような夫に嫌気が差して

節子は離婚を切り出したのかしら?と思わせるような展開。

 

 

 

義男の息子である健二(大倉孝二)は、工場を切り盛りしているが

父と確執があり、ろくに口もきかない。

でも、通うスナックは同じで、親子は時々鉢合わせ。

健二は、スナックのママ・宏子(鈴木砂羽)とW不倫をしている。

 

 

 

諸星(和田正人)は、役者を目指しながらフリーター生活をする34歳。

デリヘル嬢のあずみ(広瀬アリス)に

恋愛感情を抱き、頻繁に指名をするが

あずみからは「高いお金を払っても何もプレイを要求してこない良い人」

としか思われていない。

 

 

 

引きこもりの薫(早乙女太一)は、心配した親の計らいから

健二の工場で働くことになるが

工場の人間とは合わず、深い人間関係を築きたくないと思っている。

偶然知り合った諸星のアパートに入り浸り

そこであずみとも鉢合わせするが、

実はこの二人、専門学校時代の知り合いだったが

そのことを諸星には隠すのだった。

(後に薫とあずみは付き合うことになる)

 

 

 

数年以上も不倫関係が続いていることに嫌気がさした宏子は

「旅行に行きたい。いつもホテルで会ってばかりじゃない、私たち」

と健二に言うが

「現実的に無理でしょ」とあしらわれてしまう。

「ごめん、あたし、更年期だわ」と泣き崩れる宏子に

「じゃぁ明日、二宮のセブンイレブンの前で

10時に待ち合わせしよう。俺の車分かるよね?グロリア」と伝える。

 

 

 

翌日、待ち合わせ場所のセブンイレブンが見える

少し離れた歩道橋の上で、健二が来るかどうかを見張っている宏子。

と、そこへ通りかかったあずみが

宏子が自殺をするのではないかと勘違いし

「あの、大丈夫ですか?」と話しかける。

あずみに時間を尋ね、今が10:50であることを知る宏子。

その日、いつもと同じようにスナックに来る健二と

宏子は『銀座の恋の物語』をデュエットして

二人は何もなかったかのように振舞うのだった。

 

 

 

*   *   *

 

 

 

下衆な昭和の父親役を、風間杜夫さんが見事に演じていました。

他のキャストも、普通にその辺に「居そう」で違和感が無くて

しっくり来た。

 

 

 

不倫をしながら、旅行の待ち合わせを破り

でも平然とその日にまた宏子の店に顔を出す健二のずるさ。

息子の嫁・美紀が働くスーパーで万引きをしてしまい

健二に怒鳴られて情けない姿を晒す義男。

薫と付き合うことになっても

「まだしばらくはデリヘルの仕事を続ける」

と言って、諸星を唖然とさせるあずみの感覚。

このお話の中で、淡々と生きているのは

節子だけだったような気がします。

 

 

 

ストーリーだけ見ると、暗くなりそうな感じがしますが

随所に笑いどころが散りばめられています。

 

 

 

きれいごとだけじゃない世の中。

正論ばかりが通るわけでは、ない。

だらしなくて、ずるくて、偏屈なものが存在し、

真面目に生きても報われない。

みんな「なんとなく」で一日を過ごしている。

それでも、生活は続いていく。

だからこそ、だからなのか、

人間が、生きるということが愛おしい。

そんな風に感じたお芝居でした。

 

 

非現実的なストーリーの中に

現実的な要素をどこまで取り入れるか。

現実的な要素を沢山詰め込んでもつまらないし、

そのバランスが、観客から見た芝居の良し悪し(好み)を

左右するのかな、と思います。

 

 

 

2017年最初のお芝居は、

現実的で、特に事件も起こらない、普通の日常劇。

それでも、観終わった後に心がじーんとしたのでした。

 

 

 

| 観劇・美術・映画 | 21:08 | comments(0) | - | pookmark |
仮名手本忠臣蔵(千秋楽)

今年は、歌舞伎の面白さを知ることが出来ました。

仮名手本忠臣蔵・第三部を観劇。

前回、体調の関係もあって結構寝てしまったので

チケットを取って、再挑戦。

 

 

 

泣きました。

様々な想いと思惑が交錯する。

話の軸に、一本すーっと通った

【情】と【義】を感じました。

 

 

 

衣装も、舞台も、すべてが圧倒的な凄さ。

十一段目(討入りの段)で、幕が上がると

師直邸の前に四十六人の浪士が立ち並ぶ姿は圧巻でした。

このシーン、討入りがあった12/14の公演日には

さぞかし盛り上がったんだろうなぁ、と想像してみたり。

 

 

 

今日は三階席で観て、俯瞰できる良さを感じましたが

いつか花道の近くで観てみたい。

 

 

 

仮名手本忠臣蔵

 

 

 

| 観劇・美術・映画 | 20:19 | comments(0) | - | pookmark |
観劇:『サンバイザー兄弟』→食事:蒼天

池袋サンシャイン劇場にて、友人と

『サンバイザー兄弟』を観劇。

私の苦手な三大・山手線の駅。

シブヤ、シンジュク、イケブクロ。

 

 

 

案の定、道に迷った。

劇場へ向かう途中、

人とぶつかってイヤホンがぶち切れるというアクシデントがあり

イヤホンを買い求めて入ったビックカメラでレジのお姉さんに道を聞き、

サンシャインシティのインフォメーションセンターで

もう一度道を聞いてやっとたどり着いた…。

たぶん、この劇場にくることは二度とない。

パルコ劇場の改装が与えるダメージは、計り知れない…。

 

 

 

怒髪天の増子さんが歌う。

その印象が強いステージでした。

 

 

 

ストーリー性は、あまり無かったような印象。

清野菜名の台詞「マジか!」連発に

初っ端からイラついてしまい

瑛太の歌のヘタっぷりに納得しつつも軽く落胆。

りょうさんの歌声が澄んでいてきれいだな、と思ったのと

三宅さんがドラムをたたく姿がカッコ良かったのが救いでした。

(三宅さん、ふんどし姿で見せたお尻が

想像を遥かに超えて締まっていて、素敵でしたキラキラ

皆川猿時さんが、ダイノジの大地くんに見えて仕方なくて、笑えた。

そんな舞台でした(自分で書いていて、感想が雑)。

 

 


歌がたくさん出てくる舞台なら

(↓4回も観に行ったから、思い入れもあるのだろうけれど)

昨年の『いやおうなしに』と同程度のストーリー性は在ってほしかった。

増子さんの歌を楽しむのであれば、それはそれで、アリ。

 

 

 

*   *   *

 

 

 

途中15分の休憩をはさみ、2時間40分程度で終演。

劇場がイケブクロだったので、前回同様に

大塚まで移動して、蒼天 南口店 へ。

(お料理の写真は、許可を頂いて撮っています)

今回は、値段が安い方のコース(金額失念)を注文。

 

 

 

蒼天_南口店

実は、1ヶ月半近く経ってこれを書いています(2017/1/2現在)ので

何を食べたのか覚えていません…

鶏団子のスープと、餃子っぽく見えるもの、右は、何だろう

 

 

 

蒼天_南口店

たたきなどの盛り合わせ

お醤油が三種類出てきました

 

 

 

蒼天_南口店

女性ウケするサラダ

ドレッシングは二種類から選べたような気がします

 

 

 

蒼天_南口店

焼き物が出てきましたよ

 

 

 

蒼天_南口店

レバー(もう少し熱めに出してほしかった)

 

 

 

蒼天_南口店

友人も大好き、金針菜

 

 

 

蒼天_南口店

ブレてます…残念(これは1枚しか撮ってなかった)

 

 

 

蒼天_南口店

追加で注文した、椎茸の肉詰め

想像(串)と違う感じで出してきて、友人と驚いた

 

 

 

蒼天_南口店

シメのごはんは、三種類から選べるので

今回は鶏そぼろごはんを

 

 

 

おいしかった。

おいしかったのだけど、前回よりは感動しなかった。

店を出た後でこっそり友人に打ち明けたら

「料理が出てくるタイミングや温度が、

前回と比べるとイマイチだったよ」と。

まぁ、でも、普通においしかったので十分です。

 

 

 

| 観劇・美術・映画 | 23:46 | comments(0) | - | pookmark |
観劇三昧

11/12は、芝居のハシゴ。

午前中から、国立劇場にて『仮名手本忠臣蔵』の第二部。

電車で寝過ごしてしまい、開演2分後くらいに着席。。。

志の輔師匠の落語に出てきた、中村仲蔵で有名になった

五段目(鉄砲渡しの段)、(二つ玉段)を観る事ができました。

時代設定が故、切腹のシーンが出てきますが、これが切ない。

前回観た、第一部の方が印象的なシーンが多かったように感じましたが

来月の第三部も楽しみに行って来ます。

 

 

 

*   *   *

 

 

 

歌舞伎の後は、世田谷パブリックシアターにて

『遠野物語 奇ッ怪 其ノ参』を。

瀬戸康史さん、意外と声が通るので好印象。

訛りもうまくて、役に合っていたなぁ。

(時々何言ってるのかわからなかったけど ※訛りのため)

現実と過去が交錯するストーリーは、あえて、なのか。

もしそうだとしたら、狙い通りに翻弄させられました。

 

ラストの方で。

作家・ヤナギタ(仲村トオル)が、教授・イノウエ(山内圭哉)に

「渡しましたからね」と言った台詞で鳥肌が立ちました。

狂っていないような普通の顔をして、あの声で。

後味の悪さも、“ 奇ッ怪 ” と謳っているこの芝居らしいと考えれば

よかったのかも知れません。

 

 

 

*   *   *

 

 

 

11/19は、友人と、友人の旦那さんと3人で

シアタートラムにて『キネマと恋人』を観劇。

渋谷から反対方向の電車に乗ってしまい

開演直前に着席。焦りました…。

 

 

 

これはウディ・アレン監督作品『カイロの紫のバラ』

にインスパイアされた舞台だそう(※公式HPに記載)

 

 

 

俳優・高木高助役と、映画の登場人物・間坂寅蔵役を演じた

妻夫木くん、可愛いかったなぁ〜。

特に、寅蔵の方は “ 無邪気 ” を絵に描いたような役柄。

私の、緒川たまきさんに対する苦手意識は

昨年の『グッドバイ』で払拭されたので

今回の、夢見るところがありつつも、

しっかりした現実的な女性らしい部分を持ち合わせた

森口ハルコさんという役は好印象でした。

今頃気づいたけれど、この人、上手いなぁ。

いや、上手くなってきた、のか?

 

 

 

ラスト、そういう終わり方か〜、と

個人的に寂しい気持ちになりました。

旦那さん(三上市朗さん)が、どうしようもないクズだったので

ハルコさんには幸せになってほしかった。

この世の現実、という意味での日常では

すべてがハッピーエンドになるわけではないから

このラストも、アリなんだろうけれど…。

せめて架空(舞台)の世界では、幸せになってもらって

こちらも笑顔になりたかった。。。

 

 

 

舞台の見せ方(ドアやブロックのようなものに映像を投影)が

個人的には『PLUTO』を思い起こさせる部分があったりして

楽しめました。

とても贅沢で、幸せな時間でした。

 

 

 

終演後、別の席で観ていた友人のお友達も一緒に、

4人でお茶をして

芝居について、3時間近く話せたのがまた楽しかった。

皆、観る芝居のジャンルが違うので(私は基本的にミーハー路線)

(気になってはいるけれど、あの劇団てどうなんだろう?)

と思っていた劇団を好きだという、友人のお友達の話は

今後チケットを取ろうと思うきっかけになりました。

 

 

 

しかし、3人とも細かいところまで良く観ているんだな、と感動。

私は、間延びしたり、つまらないシーンでは睡魔に襲われることが頻繁で

いつもぼんやりとしか覚えていないので

彼女たちの記憶力に圧倒されました。反省。

 

 

 

来週またお芝居を観に行って

来月は歌舞伎、落語、お芝居を1本ずつ。

それで2016年は終了の予定です。

 

 

 

| 観劇・美術・映画 | 21:17 | comments(0) | - | pookmark |
歌舞伎&観劇&落語…と、偶然。

10/22(土)は、国立劇場で歌舞伎を。

今年、立川志の輔さんの落語を聴いて興味を持った

『仮名手本忠臣蔵』が、10月から三ヶ月の通しでかかるというので

初めて、自分で歌舞伎のチケットをとった。

 

 

 

圧倒された。

上演時間(途中2回、総計1時間強の休憩をはさんだ)

の長さには驚かされたけれど、観に行って良かった。

そして、イヤホンガイドを借りて良かった〜。

700円をケチっていたら、初心者の私は

「なんだかよく分からない」「つまらない」

という感想しか抱かなかっただろうなと思う。

塩冶判官が、切腹を前に

「由良之助〜、由良之助〜」と、

家老の大星由良之助の到着を待ちわびるシーンでは涙が止まりませんでした。

力弥や、武士たちの、君主への忠誠心にも涙。

来月は、第二部を観に、また国立劇場へ行ってきます。

 

 

 

 

 

10/27(木)は観劇。

KAATで、ヨーロッパ企画の

『来てけつかるべき新世界』を。

 

 

 

いや〜、面白かった。

劇中に登場する数々のロボットの、良く出来ていること!

ストーリーは目新しいものではないものの

予想もしない方向から斬りこんで来る展開に

学生時代に、芝居をやっていた友人の劇団を思い出した。

 

 

 

そして2日後。

↑の友人からLINEが来た。

この人もお芝居が大好きで

「『○○』を観に行って来たよ〜」と、観劇報告をしてきた友人に

「木曜日に、ヨーロッパ企画を観に行ってきた」と返すと

「今日、まさにこれからヨーロッパ企画を観に行くよ!」と。

すごい偶然!!

「なんとなく、観ながら【○○○】を思い出した」と、

友人がやっていた劇団の名前を言ったら、喜んでいた。

 

 

 

 

 

10/29(土)は落語に。

渋谷で乗り換えようと電車を降りて歩いていると

前方に、あれ?と思う姿が。

タイミングを計りながら、追い越そうと隣に並んだ瞬間

その人の顔を覗き込みながら

「△△ちゃん!」と声をかけたら、中学高校時代の友人Jちゃん。

人違いじゃなくて良かった〜。

Jちゃん、とっても驚いていました。

「また近いうちにね」と別れ

江戸深川資料館で行われた、柳家さん喬さんの落語会へ。

 

 

 

演目は

歌舞伎 お菊の皿

歌舞伎 お若伊之助

歌舞伎 福禄寿

 

の三本。

お菊の皿では、三味線の方の協力を得て

観客を驚かせるような演出があったり、面白かった。

『福禄寿』は初めて聴いた噺でしたが

なんとなく、こういう噺を聴くと、年末に向かっているなと感じます。

『芝浜』みたいな、背筋を正して生きていこうとする主人公の姿が

今年一年を振り返り、新しい年を迎える準備をする年の瀬に似ている気がします。

 

 

 

小ぢんまりとしたホールは良かったけれど

座席が階段状になっていない造りなので

ちょっとなぁ、と思いました。

(新しい歌舞伎座の座席の造りも、相当ひどいと思ったけれど)

前の人(観客)に隠れて、噺家さんが全く見えないの。

でも、一緒に行った友人は、さん喬師匠の大ファンなので

喜んでくれたのがせめてもの救い。

 

 

 

やっぱり、生で見られる芸能は、いいものだなぁ

と思った一週間でした。

 

 

 

| 観劇・美術・映画 | 23:35 | comments(0) | - | pookmark |
観劇:『家族の基礎』→食事(泉岳寺 瀧口)

今日は『家族の基礎』というお芝居を観に行きました。

ここ最近観たお芝居の中で、とても良かった。

なぜだろう?と考えてみた。

 

きっと、誰も死なないからだ。

それぞれの置かれている状況は、決して明るい訳ではない。

けれど、みんな前を向いて歩いて、

これから起こるどんな事も、きっと乗り越えていくんだろう。

そう分かるから、こんなに幸福感に包まれるんだ。

 

 

 

ラスト、須真が、

尚親の実母のマネをして台詞を言うシーンに、涙が出た。

二人はもう離婚して夫婦ではないけれど

そこには思いやりと愛情が、確かにあった。

 

 

 

 

 

 

 

15分の休憩をはさみ、3時間後に終演。

さて、お楽しみの食事です。

今日のお店は、予約しておいた 泉岳寺 瀧口 へ。

(お料理の写真は、許可を頂いて撮っています)

 

 

 

瀧口

大山鶏 ささみ 炙り霜のにぎり 唐墨といくらを添えて

最初から見た目オシャレで美味しいものが出てきました

この一品で “この後に出てくるものの美味しさ” が分かるし

“ 何が出てきても美味しく食べることができる ” と確信しました

たとえ自分が苦手な食材であっても、ね

 

 

 

瀧口

季節の前菜盛り合わせ

左から

お箸 鴨のテリーヌ ニンジンのラペ

お箸 鶏むね肉のマリネ

お箸 焼き茄子

お箸 つるむらさきの煮浸し

 

テリーヌのかわいらしい小ささよ

焼き茄子と雲丹の合うこと!

つるむらさきは、コリコリした食感で

薄味の出汁が美味しさを最大限に引き出している

 

 

 

瀧口

自家製つくね

トリュフ香るカルボナーラソース

友人が「月見!」と言って、まさにまさに!

しっかりとした肉の食感が感じられるつくねの美味しさたるや

 

 

 

瀧口

鶏の贅沢コンソメスープ

レバーパテとブリオッシュ

パテは、最近こういう出し方をするお店が多いですね

フルーツ(ベリー系)と合わせて楽しむ

ブリオッシュは自家製とのことで、この甘みがパテとよく合う

 

 

 

瀧口

塩焼き

左:せせり 右:だき身

 

 

 

瀧口

大根の鬼おろし

みじん切りにした、いぶりがっこと和えてありました

燻製の香りが漂う鬼おろし

 

 

 

瀧口

ぼんぢりの塩煮込み 山椒風味

うずらの卵が入っていて、山椒が効いていて

とても美味しい

 

 

 

瀧口

水郷赤鶏の西京焼き

さつまいもと南瓜のマロンソース

秋を感じられる一皿

マロンソースがほどよく甘く

添えられたさつまいも、南瓜もホクホクに甘い

左側のは、タスマニア産(確か…)のマスタード

西京焼きの甘みもありながら

ソースやマスタードでまた味を変えて楽しめる

 

 

 

瀧口

戻りカツオの漬け

あっという間に食べてしまった戻りカツオ

出汁が効いているとろろが美味しい

 

 

 

瀧口

スペイン産 鴨のロースト

三種のキノコのソース

キノコのソースが香り立ち、食欲をそそる

舞茸、ポルチーニ、あと一種類なんだったかしら…

 

 

 

瀧口

タレ焼き

左:ねぎま 右:骨抜き手羽先

これも予想通りの美味しさ

 

 

 

瀧口

(お姉さんに許可を頂いて撮影)

土鍋釜ご飯 佐渡島産こしひかり

炊き立てをよそってくれる

 

 

 

瀧口

トリュフと南部鶏卵の卵かけ

ご飯のお供、お味噌汁

トリュフの香りが、運ばれてきた瞬間から鼻腔をくすぐります

 

 

 

“ ご飯のお供 ” はなんと、

 

 

 

瀧口

8種類の中から、好きなものを3種類選べるのです

塩辛、岩のり、鮭、昆布、明太子、いくら、大根の浅漬け、梅干

 

 

 

瀧口

私は、塩辛、岩のり、いくらを選びました

 

 

 

でもなんと、茶碗一杯で満腹。

武道館で白いマイクを置いた百恵ちゃんばりに

そっと箸を置く私。

あ〜〜〜勿体無い!!と無念の涙を心の中で流す私に

「よろしければ、おにぎりにしてお持ち帰りなさいますか?」と店員さん。

「いいんですか?」遠慮のかけらもない私。

「よろしければ、(ごはんの)お供も」

「ありがとうございます!」

 

 

 

「甘味(+700円)は?」と友人が聞いてくれたけれど

入る隙が全く無かったので、お会計をして表に出ました。

雨は上がっていて、二人同時に

「品川(駅)まで歩こう」と。

おなかも心も満たされた夜でした。

 

 

 

 

 

家族の基礎

パンフレットはめったに買わないけれど

今回は特別

夫婦で何かを作り上げて、それが残るって素敵だな☆

 

 

 

| 観劇・美術・映画 | 22:32 | comments(0) | - | pookmark |

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