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2018年1月:観劇備忘録(4)

ピン 1/13(土)

 『黒蜥蜴』(日生劇場)

 

黒蜥蜴

 

 原作:江戸川乱歩

 脚本:三島由紀夫

 演出:デヴィッド・ルヴォー

 出演:中谷美紀、井上芳雄、相楽樹、朝海ひかる、たかお鷹、成河

 

 【感想】

 中谷美紀さん、やっぱり素敵だった〜!

 賢さと色気、気位の高さを持った緑川夫人(黒蜥蜴)を見事に演じていました。

 結末が分かっていても観客に切なさを感じさせる演技力は見応えがありましたし

 音楽は舞台袖で生演奏という贅沢さ。

 日生劇場のクラシカルな雰囲気も、この演目と合っていたと思います。

 

 

ピン 1/14(日)

 シス・カンパニー公演『近松心中物語』(新国立劇場/中劇場)

 

近松心中物語

 

   作 :秋元松代

 演出:いのうえひでのり

 出演:堤真一、宮沢りえ、池田成志、小池栄子、市川猿弥、立石涼子、小野武彦、銀粉蝶

 

 【感想】

 友人がチケットを取ってくれたのだが、前から4列目(5列目だったかな)の舞台真正面!

 前方の座席をつぶしてまで組んだかなり大掛かりなセットで

 迫力を感じられる席で楽しむことが出来ましたし、

 遊郭を舞台にした町屋のセットや、登場人物の多さは

 いのうえ作品らしさを感じさせる要素として物語を構成していました。

 

 個人的には、小池栄子さんはさすがだな、と。

 宮沢りえさんが、演出家の望む演技をする(そしてその事に自己満足感を見出す)俳優ならば

 小池栄子さんは、それをこなした上で自分なりの解釈を演技に乗せてきて観客を魅了する。

 だからいつ観ても、この人の演技には引き込まれる。

 池田成志さんと小池栄子さん演じる夫婦が出てくるシーンはついつい笑ってしまったし

 小池さんは、一途でいじらしい女の部分と、大切に育てられてきた一人娘らしい、

 自分の意思を貫くわがままさを絶妙なバランスで演じていたように感じました。

 

 堤さんの役柄は、ドラマ『やまとなでしこ』を思い出したな。 

 

 

ピン 1/19(金)

 ロロ vol.14『マジカル肉じゃがファミリーツアー』(KAAT/大スタジオ)

 

マジカル肉じゃがファミリーツアー

 

 脚本・演出:三浦直之

 出演:板橋駿谷、亀島一徳、篠崎大悟、島田桃子、望月綾乃、森本華(以上、ロロ)

    猪俣三四郎(ナイロン100℃)、北川麗(中野成樹+フランケンズ)、宮部純子(五反田/青年団)

 

 【感想】

 この少し前に観に行った芝居でもらったフライヤーにこれが入っていて

 (なんちゅうタイトルだ)と気になっていてチケットを取った。

 

 町田家を取り巻くファンタジー要素あふれる物語かと思いきや

 人生について深い台詞をサラっと言ったりするので気が抜けなかった。

 衣装やセットがカラフルで、回り舞台を演者が手で押して場面転換するという手作り感。

 

 個人的には、町田奈津子役(町田家の母)を演じた板橋駿谷さんが

 ガタイがいいので最初はギョッとしたけれど、段々違和感がなくなっていくのが面白かった。

 ラストシーン、音楽を役者さんのボイパでやり始めた時、なぜか泣きそうになった。

 

 

ピン 1/20(土)

 トリコ・A演劇公演2018『私の家族』(シアター風姿花伝)

 

私の家族 私の家族

 

 作・演出:山口茜

 出  演:藤野節子、中田春介、藤原大介、吉岡あきこ、長尾純子、昇良樹

 

 【感想】

 フライヤーに書かれていた「私が加害者だったかもしれないと、

 考えずにはおれない事件を時折目にします」

 という一文に興味を惹かれてチケットを取りました。

 

 2012年の尼崎連続殺人事件を元に書かれたというこの作品は

 無意識の意識下で愛情を求めている主人公が他人と暮らし始め

 いつしか疑似家族から抜け出せなくなり、正常な判断力を奪われて支配されていく様を描いたもの。

 蟻の巣が崩れるように主人公の思考や人格が崩壊していくのは観ていて怖くなり

 (どうなるんだろう)(早く終わって)と

 二つの感情に支配されながら観ていました。

 

 終演後、脚本の山口茜さんと演出助手の方を交えたアフタートークがあり

 観ている時には気づかなかった、場面に込められた設定などを聞くことができ、

 それによって、上演中はただただ怖いという感想だったのが

 「登場人物はみんな愛が欲しかったのだ」という気づきから

 「自分もこの中の誰かになりうる欠片を持っているのかも知れない」

 という感想へ変わっていったのが面白かった。

 

 小劇場では、アフタートークのある作品もよく見かけるので

 できるだけ、それがある回のチケットを取るようにしている。

 そうすると、自分では気づかなかった作者の意図を知ることが出来たりして

 観終わった後にもう一度脳内で再生し、作品を楽しむことが出来るという魅力がある。

 

 

 

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