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観劇:iaku 『ハイツブリが飛ぶのを』

とある方のブログで

『粛々と運針』という舞台の感想を読んだのが

iakuを知るきっかけだった。

その感想がとても素敵だったので

(次回作はぜひ観てみよう)と思い

iakuのHPをブックマークした。

 

 

 

10/21(土)14:00〜(於:こまばアゴラ劇場)

作:横山拓也

演出:上田一軒

 

【キャスト】

キナツ   :阪本 麻紀(烏丸ストロークロック)

アキラ   :緒方 晋 (The Stone Age)

ヨカゼ   :佐藤 和駿(ドキドキぼーいず)

本当のアキラ:平林 之英(sunday)
【あらすじ】
中型のチュウヒで、この地域の人たちが「ハイツブリ」と呼ぶ渡り鳥がいる。
このハイツブリが越冬のためにわたってくる丘、渡ヶ丘(わたりがおか)で
整然と建ち並ぶ仮設住宅。
海からそう遠くない場所で、比較的近くに活火山・渡岳(わたりだけ)がある。
日本列島が火山の活動期に入り、全国各地で噴火が相次ぎ
中国地方・関西地方の都市部にも積もった火山灰が影響して
交通・流通は麻痺していたが、1年が経ち、少しずつ都市の機能が回復しつつある。
それでも、自宅に戻れないものは多数いて
仮設住宅に腰を据えることを選ばなければならないケースも多数あった。
ここ、渡ヶ丘避難所も、ほとんどの人が新たな暮らしを受け入れ始めようとしていた。
そんな折、またしても火山の噴火によって生活が壊されてしまう。
近くの火山、渡岳が噴火した。
噴石や火山灰によって、ほとんどの人間が渡ヶ丘を去り、新たな避難先を求めた。
降灰で白く霞んだこの地で一人、女・キナツが
夫・アキラの帰りを待っている。
彼女は、被害の小さかった建家に移動して
みんなが残していった備蓄をかき集めて暮らしている。
やることは何もない。
食料も燃料も、次の冬を越すには少なすぎる。
せめてもと、噴火の被害に遭った八人の住人の遺体を
ポリバケツに入れ、屈葬のようにして土に埋めた。
読経の変わりに思い出の歌を唄おうとしたが、思い出せない。
いろいろなことが思い出せない。
そこに忽然と現われた絵描きは、彼女を退屈から救った。
絵描きは、いくつもの被災地を巡り、遺族から故人の思い出を聞き出して
犠牲者たちの “ 見当似顔絵 ” を描きながら旅をしている。
【感想】
作品としてのテーマは、震災による人々の心の傷が主なんだけれども
夫・アキラの不倫相手・フユが集落の中の住人だったこともあって
せまい集落の暮らしの中で、周囲の人間から蔑まれて苦しんでいたキナツの心。
フユが噴火の被害者のうちの一人であったことから
ポリバケツに入れて埋葬したのは侮蔑なんだろうと問いかける絵描きの言葉とか
帰ってきたアキラが、実はフユの実兄だったのに
本当のアキラが帰ってきた時に、
キナツはアキラのことを「知らない」と言って拒絶したり。
こうして文字にすると、救いがない悲しい話に思えるのに
実際の舞台は、ちょくちょく笑いが起きていました。
それは、セリフが絶妙な面白さだったから。
だからこそ、笑った後にテーマが重さを伴って、心に落ちてくる。
本当の夫・アキラを受け入れられないキナツ。
でも、ハイツブリがやって来るのを見つけたラストシーンでは
今後もしかしたら、と夫婦の未来に一縷の望みを見たような
そんな気がして少しホッとしたのだけれど
あれは私の希望だったのかも知れない。
役者さんは4人。
本当に失礼な話なのだけれど、加齢のせいか
初めて観る役者さんを(あ、この人、○○さんに似てる)と思いながら
観てしまうことが最近多くて
アキラ(※本当はフユの実兄である)を演じた緒方晋さんは
リリー・フランキーさん。
フユと不倫した、本当のアキラを演じた平林之英さんは田中哲司さん。
皆さん、役柄によく合っていて、別の作品も観てみたいな、と思った。
終演後、物品販売のコーナーで
『粛々と運針』のDVDがあるかどうか見ていたら
スタッフさんが話しかけてきてくれて、今日の作品の感想などを話した。
すぐ近くに、一人の男性が立っていたのだけれど
スタッフさんがニコニコしながらその人に手の平を向けて
「(彼が)横山です」と。
『粛々と運針』のDVDを購入し、サインをしてもらいました!
この作品は来年、再演が決まったそうで
スタッフさん曰く「このDVDの時とはセットの組み方が異なるので
違った見方をしてもらえると思います」とのこと。
ニガテな新宿だけれど、頑張って観に行こうと思った。
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