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観劇:『関数ドミノ』

イキウメの前川知大さんの作品、と知り

(あぁ、観たい。瀬戸君も出るのね!これは是非チケットを取ろう)

と思ったものの、先行抽選でことごとくハズレ

一般発売初日でなんとか取ることができました。

 

 

 

10/8(日)13:00〜(於:本多劇場)

 作  :前川知大

演出:寺十吾

 

【キャスト】

真壁薫 (事故の目撃者)         ・・・ 瀬戸康史

左門森魚(小説家)          ・・・ 柄本時生

秋山景杜(真壁の友人)        ・・・ 小島藤子

新田尚樹(事故の運転手)       ・・・ 鈴木裕樹

土呂弘光(HIV患者)         ・・・ 山田悠介

田宮尚偉(事故時の歩行者・左門の友人)・・・ 池岡亮介

平岡泉(作家をめざす学生で田宮の後輩)・・・ 八幡みゆき

大野琴葉(真壁の主治医・精神科医)  ・・・ 千葉雅子

横道赤彦(事故の保険調査員)     ・・・ 勝村政信

 

 

 

【あらすじ】

とある都市で、奇妙な交通事故が起きる。

信号のない横断歩道を渡る歩行者・田宮尚偉のもとに、

速度も落とさず車がカーブしてきた。

しかし車は田宮の数センチ手前で、

あたかも透明な壁に衝突したかのように大破する。

田宮は無傷、運転手の新田尚樹は軽傷で済むが

助手席に座っていた女性は意識不明の重体となってしまう。

目撃者は真壁薫、秋山景杜、左門森魚の3人。

事後処理を担当する保険調査員・横道赤彦は

この不可解な事故に手を焼き

関係者を集めて検証を試みる。

すると真壁が、ある仮説を立てるのだった。

はじめは荒唐無稽なものと思われたが、

それを裏付けるような不思議な出来事が

彼らの周りで起こり始める。

 

 

 

“ ドミノ ” と呼ばれる、願うと何でも叶ってしまう人の存在に焦点を当て

奇妙な交通事故の原因は、その場に居た

“ ドミノ ” である(とされる)森魚が

友人の田宮を事故から救うために願ったことが叶い

田宮は無傷、車を運転していた新田側に大きな損傷が起こった、

と仮説を立てた真壁は

土呂という、HIVキャリアの男を森魚に近づけ

親しくなるように仕掛ける。

森魚が本当に “ ドミノ ” であれば、土呂が完治するように祈るはずだ、と。

土呂のHIV検査が陰性と出れば、

森魚が “ ドミノ ” であることが実証されると

主張するのだった。

 

 

 

【感 想】

期待以上でした。

この作品は、2009年と2014年に上演されていて

前川さん曰く「大きなストーリーは同じですが

一部登場人物とラストに違いが少しあり

2009年版の方が少しだけラストに希望がある。

今回は、09年版を選びました」との事。

 

 

 

私個人の解釈ですが

極端に端折ってしまうと「引き寄せの法則」のお話。

真壁は、ドミノ=願いが叶う人

といい意味で捉えていますが

高校時代に彼女を親友に取られたり

今までにいいことが無い人生だったと嘆く、

その真壁自身も “ ドミノ ” なのだと指摘され、うろたえる。

秋山は「自分が “ ドミノ ” じゃなくても、希望を持っていたい」

というような、真壁と対立する意見を述べて

真壁から「うるさい!!」と言われた瞬間、

意識を失って倒れてしまいます。

 

 

 

秋山を揺さぶり、名前を呼んで起こそうとする真壁に

「君が本当に “ ドミノ ” なら

本気で秋山さんの回復を願えば、彼女は目を覚ます」

と(確か)横道に言われ

秋山の名を呼び続けるところで、終幕。

 

 

 

昨年の『遠野物語』を観て、

(あれ?瀬戸くんて上手い)と思ったのですが

今年、『陥没』を2回観てますますその思いは強くなり

今回の『関数ドミノ』で揺るぎないものになりました。

 

 

 

ともすれば、その顔の綺麗さで

この役は全く合わないものになってしまうところを

ネガティブで、他者を羨み、人を使って自己の考えを立証しようとする

ずるい役柄を、上手く演じていました。

感情の不安定さを、襟を頻繁にいじるクセで表現したり

さえぎるように大きな声を出して他者をはねつけ

自分の意見を通そうとしたり。

 

 

 

「ラストに少し希望がある2009年版の再演」と言うことですが

私には、希望は感じられなかった。

自分が “ ドミノ ” だと言われ

大切な友人・秋山を自分のせいで傷つけ

「お前が本気で願えば、彼女を救えるかも知れない」って

今までの自分の生き方を全否定されて

それと全く逆の生き方(思考)を今すぐしないと

友人を助けられない、って残酷な突き付けだな、と。

それが出来ると見込んでの、横道の指摘だったのか。

作品を観てから1ヶ月近く経ってこの記事を書いていますが

今も時々、ラストシーンを思い出します。

 

 

 

しかし瀬戸くんのこの演技力が

舞台でしか観られないのは本当に勿体無い。

どうか、顔ではなく演技力にスポットがあたるような作品に

今後出演されることを強く望みます。

 

 

 

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