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週末観劇:6/17-6/18

この週末は、3本のお芝居を。

 

6/17(土):パラドックス定数『九回裏、二死満塁。』

6/18(日):FUKAIPRODUCE羽衣『愛死に』

      :カムカムミニキーナ『狼狽』

 

 

 

すべて初めて観る劇団でした。

パラドックス定数は、タイミング的に

TBSドラマ『リバース』に似てる感じがしました。

 

 

 

高校時代の野球部のメンバーが、監督の納骨で集まる。

寺へ向かう前に、高校のグラウンドへ向かったメンバー。

そこで、キャプテンでもありキャッチャーでもあったミハラは

21年前に死んだ、ピッチャーのサワタリの亡霊を見る。

過去一度だけ、甲子園出場を果たした彼らだったが

サワタリは死ぬ前、それが監督の八百長によって成し遂げた出場だったことを

ミハラに打ち明ける。

サワタリの葬式の時、ミハラは監督に事の真相を確かめる。

監督は「お前、サワタリと俺、どっちを信じるんだ」とだけ言い

真実を教えてくれることのないまま時は過ぎ、この世を去った。

甲子園出場という、皆の青春の思い出を汚して死んだサワタリは

自殺だったのか?事故だったのか?

21年間、何も知らなかったショートのセンカワ。

ミハラと共に、秘密を守り続けていた四番のヤシオ。

地元にずっと残り、実家(寺)と野球しか知らないホヅミ。

監督は、なぜ八百長に手を出したのか。

結局、監督が八百長をした理由は

彼らが入部してきた時に、キャプテンが「みんなで甲子園に行きたい」

と発言した一言がきっかけだったという展開なのですが。

 

 

 

あることがきっかけで

その後何年も苦しみを抱くことになる。

現在と過去が入り乱れ、真相が解明していくストーリーは

ドラマ『リバース』や、最近観たイキウメ『天の敵』とも似ている印象があり

初めて観たこの作品だけで

劇団に対する印象や感想を決めてしまうつもりはありませんが

特段印象に残らない作品だったな、というのが正直な感想です。

 

 

 

 

 

日曜日は、FUKAIPRODUCE羽衣を。

この劇団が大好きだという友人から

事前に「好き嫌いがまっぷたつに分かれる」と言われていて

先入観なしに観よう!と意気込んで劇場に行きました。

 

 

 

『愛死に』は、7年ぶりの再演だそう。

ことばと歌、うごきで表現する作品でした。

下ネタ、と言ってしまえば分かりやすいけれど

それで片付けてしまうのは、あまりに大雑把。

夜の静まり返った劇場に現われた、6組の男女の亡霊たち。

相手への想いを、性への欲望を、赤裸々な言葉で伝えます。

これに拒否反応が出る人は居るだろうけれど

亡霊たちがもう現実では叶えられない愛に対する想いを、

素直に、まっすぐに伝えていて

生きていると、どうしても照れたり、格好つけたりして

本心から遠ざかってしまう。

私は生きているから、亡霊たちのまっすぐな欲望を

ちょっと恥ずかしいような、羨ましいような気持ちで見てた。

 

 

 

この作品を観た某有名人が

「いまのAVに欠けているものがある」と発言したそうで

それはきっと、叙情的ということなんだろうな、と思った。

そして、とても繊細に、緻密に出来ている作品だった。

基礎がしっかりしていると、動きと言葉にギャップが生まれて

生み出される笑いはより大きくなるのだな、と思ったり。

 

 

 

 

 

カムカムミニキーナ。

左前の人はずっと寝てるし、右隣の人はよく笑う(あ、右隣の人もちょっと寝てた)。

人の好みは多種多様で面白いな〜、と思いながら観てました。

私個人の感想ですが、作品としては冗長な印象を受けました。

「その歌、いる?」「その台詞、いる?」「その役、必要?」

と感じることが多く

話の枝葉があちこちに飛ぶので、集中力を削がれてしまう。

あれが劇団の作風ならば、よく笑っていた観客はファンなのだろうし

あのダラダラした(と私には感じられた)やり方が好みなのだろうなぁ。

もっとピリッと、ミステリーの要素で締めてくれたら

また違った感想をもったかも知れないけれど…。

姜暢雄さんが出演されていたことが、唯一の救いでした。

 

 

 

 

 

友人からは「一日に2本も観るの?!」と言われましたが

日曜日は同じ劇場(池袋の東京芸術劇場)だったし

チケットをとるのは土日、と限られている中で

公演スケジュールが近いと、仕方なかったりします。

実は来月も2回、一日に2本観劇します。

 

 

 

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